診療内容

ハロー歯科診療所の診療案内

熊本のハロー歯科診療所は、先進の機器の導入、最新の技術・知識の習得により痛みや身体への負担の小さい「患者さまにやさしい治療」を行っています。当診療所の診療をご案内します。

インプラント治療

人工歯根(インプラント)をあごの骨に埋め込み、そのうえから人工歯を被せて固定する治療法を「インプラント治療」と言います。義歯(入れ歯)ブリッジは歯ぐきのうえに被せるような状態になるため、完全にフィットさせることが難しく、噛み心地が悪かったり、噛む力が弱くなってしまったりしました。一方インプラントは、骨にしっかりと固定できるため、天然歯とほとんど同等の噛み 心地を取り戻すことが可能です。

また、義歯・ブリッジの場合、人工歯を支える健康な歯に負担がかかり、歯の寿命を縮めてしまうという問題点がありましたが、インプラントは1本1本が独立しているため、健康な歯に負担をかけずに済むことも特徴です。

インプラントの構造

インプラントは 「フィクスチャー」「アバットメント」「上部構造(人工歯)」 の3つのパーツから構成されています。

上部構造(人工歯)・・・補綴物、歯の形をしたかぶせ物です アバットメント・・・上部構造の支台となります フィクスチャー・・・この部分が顎の骨に埋められます

治療の手順

埋入箇所の歯肉を切開し、あごの骨に「フィクスチャー」を埋め込んだのち縫合します。その状態で下顎なら3~4ヶ月、上顎なら6~7ヶ月待ち、しっかりと骨と結合したのが確認できたら、再び歯肉を切開し、フィクスチャーに上部構造を連結させるための「アバットメント」を固定。最後に「上部構造」を取り付けます。

メリット・デメリット

メリット ■天然歯のような自然な噛み心地
■義歯を使用せずに、快適な食事が可能
■審美性に優れ、見た目が天然歯とほとんど変わらない
■周りの歯を削ることなく治療可能
デメリット ■他の治療法と比べて治療期間が長い
■長持ちさせるために治療後の口腔内の衛生管理が重要
■定期的なメンテナンスが必要
■治療が高額

その他の治療法

ブリッジによる治療 部分入れ歯による治療 画像

インプラント以外の歯を失ったときの代表的な治療法として、義歯(部分入れ歯)・ブリッジが挙げられます。保険が適用され、安価で治療ができる反面、以下のようなデメリットがあります。

義歯

部分入れ歯による治療の場合、健康な歯に金属のバネを引っ掛けて人工歯を固定します。そのため、支えている健康な歯に大きな負担がかかってしまい寿命を縮めることになってしまいます。

ブリッジ

名前の通り、「橋」のように健康な歯と歯の間に人工歯を架設させる治療法です。土台となる健康な歯を削らなければならないため、こちらも歯の寿命を縮めてしまうことになります。

歯科用CTの活用

当診療所では、インプラント治療に先進機器「歯科用CT(コンピュータ断層撮影装置)」を用いています。従来の歯科用レントゲンは平面写真のため、患者さまの口腔内を正確に把握するのが困難でした。歯科用CTは3次元スキャンを行うため、さまざまな角度から骨の状態を把握することが可能。あごの骨の厚みや神経の位置などを立体的に捉えることができ、より精密な診断ができるようになりました。

効率的な治療

歯肉を切開することなく骨の状態を把握することでより正確な治療計画を立てることができ、効率的な治療が可能です。

身体にやさしい治療

CT撮影データからインプラントを埋入する位置・角度・深さなどを分析することで、ぴったり合ったインプラントを選び出すことができ、ピンポイントな手術が可能。傷口を最小限に抑えられ、身体への負担も少なくできます。

インプラント治療の流れ

STEP1 カウンセリング・精密検査
まずは、カウンセリングと歯科用CT撮影を含めた精密検査で、口腔内や骨の状態をしっかりと把握します。
STEP2 治療計画立案
検査の結果を受けて、治療計画を立てます。手術前に虫歯治療や歯周病治療が必要な場合は、そちらを優先した計画を患者さまにご提示いたします。
STEP3 一次手術
通常、インプラント治療では手術を2回行います。一次手術ではあごの骨に人工歯根を埋入します。手術時間は特殊な場合を除けば1本あたり約20分~1時間が目安です。手術後は、人工歯根と骨の結合させるため、3~5ヶ月程度待ちます。
STEP4 二次手術
人工歯根と骨の結合が確認されたら、二次手術に移ります。人工歯根に被さった歯肉を除去し、ヒーリングキャップと呼ばれるフタをします。
STEP5 印象(型取り)
傷が治癒したら、アバットメントを装着し、印象(型取り)を行います。型取りしたものをもとに上部構造(歯冠)を製作します。製作期間中は仮歯を装着します。
STEP6 上部構造装着
上部構造完成したら、アバットメントに装着して治療完了となります。

ハロー歯科診療所のインプラント手術

インプラントの専門医が担当

インプラントの専門医が担当画像

ハロー歯科診療所ではインプラントの専門医が手術を行います。インプラント症例数が5180を超える経験豊かな歯科医師と先進の機器により、安全・確実な手術を行います。

設備充実のインプラント手術室

当診療所のインプラント手術室は患者さまにやさしい治療を行うための設備を充実させています。歯科用CTのほか、3次元解析写真やレントゲン写真を表示する大型モニター、口腔内の状況をしっかり把握するための大光量オペライト、手術中の細菌感染を防ぐ空気清浄機などを設置し、安全・正確な手術に務めています。また、インプラント手術に必要な器具類は、確実な減菌処理を施したうえ、専門スタッフによる管理を行っています。

インプラントの料金案内

訪問治療について

「高齢で通院するのが難しい」
「身体が不自由で一人での外出が困難」
「誰かに連れて行ってもらおうにも何度もだと頼みづらい」

このような方は、当診療所にご相談ください。医師・スタッフが直接ご自宅や施設におうかがいして診療を行います。

訪問診療の特徴

通院が困難な方にご利用いただけます

当診療所では、病院に入院中の方、施設に入所している方、介護認定を受けている方など、通院による歯科診療が困難な方を対象に訪問診療を行っています。該当する方は、お気軽にご相談ください。

専門スタッフがおうかがいします

「高齢者歯科」「口腔ケア」の領域を専門とする歯科医師を中心に、歯科衛生士・歯科助手・訪問診療相談員など、訪問歯科の専門スタッフが直接おうかがいします。

ポータブルユニットでの治療ができます

訪問歯科診療のために開発されたポータブルタイプの歯科診療ユニットと機器セットで治療にあたります。虫歯治療、抜歯、義歯の製作・修理・調整、歯周病治療、口腔ケアなど歯科医院でできる診療のほぼすべてを行うことができます。ご自宅や施設などで道具、器具を準備していただく必要はありません。

インプラントの料金案内

すべての治療が保険適用です

診療はすべて介護保険・医療保険の適用範囲内で行うことができます。ご自宅や施設までの交通費や経費もいただきません。

安全・確実な診療を行います

患者さまに随時カウンセリングを行って健康状態をしっかりと把握し、安全・確実な診療に努めています。

診療の手続きについて

診療の手続きについて画像

居宅の場合

訪問診療を担当ケアマネージャーへご依頼ください。ケアマネージャーとハロー歯科訪問診療部が連携をとりながら歯科検診を行います。

施設の場合

訪問歯科診療を施設担当者へご依頼ください。施設担当者とハロー歯科訪問診療部が連携をとりながら歯科検診を行います。

訪問診療器具

ポータブルユニット

歯科診療機器を小型化することで自由な持ち運びが可能になりました。歯の切削や注水、エア噴射を行うことができ、訪問先でも虫歯を削ったり、超音波で歯石を取り除いたりすることが可能です。また、切削物や唾液を吸引するバキューム装置も備わっており、清潔に治療を行えます。

ポータブルレントゲン

訪問診療でも安全で正確な診断を可能にした持ち運び式のレントゲン装置です。デジタル方式で従来のものより早く診断でき、また被曝線量も現像式に比べて10分の1と少量のため、人体への影響も少なく済みます。

訪問診療の費用について

ご自宅で受診される場合
医療保険(後期高齢者医療保険1割負担の場合)、訪問診療加算 830円/日
介護保険(居宅療養管理指導) 350~1,050円/日
施設・病院などで受診される場合
医療保険(後期高齢者医療保険)、訪問診療加算など 380円/日

※上記金額以外に、治療費として歯科医院に通院したときと同じ料金がかかります
※他の医療費も含めて、医療費控除の対象になります
※介護保険の適応があった場合、ケアプランの限度額の「枠外」になります
※くわしくは、診療の際に担当の歯科医師・歯科衛生士・相談員にお気軽におたずねください

訪問診療に関するお問い合わせ

口腔リハビリテーションについて

当診療所の口腔リハビリセンターが目指す口腔ケアは、歯のブラッシングや舌の清掃だけではありません。口腔機能の確認や口腔リハビリテーション・口腔マッサージはさらに大切だと考えています。

当診療所の口腔リハビリセンターが提案する口腔ケアの4箇条

1.転倒の予防
2.嚥下(飲込み)障害の改善
3.言語障害の改善
4.口腔清掃(誤嚥性肺炎予防)

これらの口腔ケアは、どれも医学的な裏付けのもと行います。高齢者の方に充実した生活を送っていただけるよう、歯科の観点から身体・生活環境を改善いたします。

口腔機能向上について

お口の状態は身体の状態に深く関わっています。口腔機能を向上させることで、全身の健康維持にも役立つのです。

口腔機能向上の必要条件

ハロー歯科診療所の口腔リハビリセンターが提案する口腔機能向上のための必要条件

1.お口の機能がある→「食」への欲がでる
2.活力がよみがえる→会話を楽しむ
3.社会性が高まる→行動力が高まる
4.お口の機能が良好→身体のバランスが整い転倒の予防ができる

当診療所の口腔リハビリセンターでは、みなさまが簡単に楽しくできる「お口のリハビリ体操」も一緒に行っております。

介護予防における口腔機能向上について

平成18年4月に現行介護保険法の見直しが決まり、その基本的視点として、「制度の持続可能性」「明るく活力ある超高齢化社会」「社会保障の総合化」の3点が制定されました。

予防重視型システムへの切替が求められたことから、とくに「明るく活力ある超高齢化社会の構築」においては食事への問題提起を踏まえて、口腔機能の向上が介護予防のための新たなサービスとして検討されてきています。

高齢者の摂食・嚥下機能の低下は低栄養の重要なリスク因子となります。低栄養の問題は、ADL(Activity Daily Living=日常生活動作)や認知機能との関連が指摘され、免疫機能の低下につながり、気道感染や肺炎などの感染症発症の原因にもなるのです。

そのため、軽度の要介護者などの集団を対象として実施した口腔リハビリテーションにより、食生活の改善、昼間座位時間、覚醒時間の延長や生活のリズムの改善など、生活内容の全般的な改善も示されています。

介護予防における口腔機能向上について画像

口腔機能向上のための循環

口腔機能向上のための循環画像

当診療所の口腔リハビリセンターでは、検診から口腔機能のチェック、治療、口腔ケア、口腔機能向上プログラムまでを1サイクルとして行い、循環させることでお口のトータルマネージメントを行います。

口腔リハビリセンターの訪問診療

口腔リハビリセンターの訪問診療1

口腔リハビリセンターの訪問診療は、訪問診療を専門とした歯科医師・スタッフが直接うかがいますので、ご自宅や施設で口腔チェック、治療、口腔ケアまで一般歯科と同等の診療が行えます。

口腔リハビリセンターの訪問診療2

医療施設にて、患者さまやスタッフ、担当者さまへの口腔衛生、口腔機能回復の指導講演を行っています。お気軽にご相談ください。

口腔リハビリセンターの訪問診療3

検診、治療だけでなく口腔ケア全般のサービスを行います。自立のための口腔ケア、口腔機能向上のためのトレーニング、室内ミニスポーツなどのプログラムをご用意しています。

施設担当者さまへ

平成18年4月介護保険改正を期に、現場のみなさまの間で「口腔ケア」への認識が高まってきております。そうしたなか、日ごろより利用者さまや患者さまへの対応でさまざまなご苦労があるのではと、心よりお察しいたします。

歯科衛生士などが行う「口腔ケア」とは、歯のブラッシングや舌の清掃だけを指すものではありません。もちろん、機械的に行う清掃は大事ですが、実は利用者さまや患者さまの口腔機能の確認とそれに対する口腔リハビリテーション・口腔マッサージなどはさらに大切なのです。

「口腔ケア」は「誤嚥性肺炎」の予防に直結する話題として新聞記事などにも掲載されるようになりましたが、わたくしどもは単なる清掃だけでなく「口腔機能の向上」も視野にいれなければならないと考えています。また、当センターではRSST(空嚥下テスト)や水飲みテストなど嚥下障害の有無をアセスメントできる手法の講習なども行っております。

現在、ハロー歯科診療所・高齢者障害者口腔リハビリセンターでは、熊本県内各所の介護施設・福祉施設・居宅の利用者さま・患者さまを中心に診療しております。その経験のなかで知り得た高齢者の方の、口腔に関する特徴や特有のリハビリテーション技術をみなさまに知っていただければ考えております。微力ではございますがお手伝いさせていただきたいと思っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。


医療法人友志会 ハロー歯科診療所
高齢者障害者口腔リハビリセンター

口腔リハビリテーションに関するお問い合わせ

医療法人友志会 ハロー歯科診療所 訪問診療部
TEL:096-243-0043(受付時間 9:00~18:00 祝休診)

先進の医療機器を用いて、患者さまに負担をかけない無痛治療・短期集中治療を実施 熊本のやさしい歯医者さん「ハロー歯科診療所」へのご相談はこちら